株式投資を始める前の3ステップ

私が投資を始めたのは2003年頃ですが、個別株投資を本格的に始めたのは2012年頃だったと記憶しています。

個別株投資を始めた頃1000万円くらいだった資産は、6年ほどで6000万円を超えるところまで増やすことができました。

しかし投資を始めた最初の9年間は、主に投資信託で資産を運用していたんですね。

さらに投資信託を始める前は貯金をしていました。

地味ですね〜。

しかしこうした慎重な姿勢が、今の今まで退場することなく投資を続けてこられた理由なんだと思います。

今あらためて当時のことを振り返ってみて、株式投資を始める前にやるべきことを3つのステップにまとめてみました。

STEP 1:給料の2ヶ月分貯金する

2ヶ月という数字はおそらく銀行に勤めていたときの先輩から聞いたものだったと思います。

もし今の給料が月30万円なら、60万円の貯金ができるまで投資を始めてはならない、ということです。

2ヶ月という数字は何となく理にかなっているなと思っていました。

今の仕事に何かあっても、それだけの貯金があれば、当面の家賃と食費は払える。

その間に何とか生活を立て直せそう、という数字です。

もちろん親の支援のようなセーフティーネットが全くない人であれば、2ヶ月では足りないかもしれません。

その場合は3ヶ月、半年、1年など、適宜調整しましょう。

要は投資をする上で、生活資金に手を付けるな!ってことです。

生活資金にさえ手を付けなければどんな状況でも復活できます。

私は就職氷河期や監査法人大量解雇時代をなんとか乗り切ってきました。

常に最悪の状況を考え、それでも生き残れるように動きましょう。

STEP 2:投資信託の積立投資を毎月1万円行う

給料2ヶ月分の貯金が貯まっても、いきなり個別の株式を買ってはいけません。

まず日経平均またはTOPIX連動型の投資信託で、手数料の安いものを買いましょう。

金額はそれほど大きくせずに1万円、ただし積立投資にして毎月買うのがポイントです。

このステップの目的は、含み損を抱えることに慣れることです。これが大事。

私がある個別株に投資したとき、200万円を投じた株がその後すぐに値下がりし、50万円程度の含み損を抱えてしまいました。

その状態はかなり続いたのですが、いざ株価が上昇に転じるとあっという間に含み損を解消し、結局400万円になったときに売ることができました(200万円の利益)。

個別株投資では、含み損を抱える我慢が重要です。

投資信託の積立投資は、あなたの我慢力を鍛える良いトレーニングになると思います。

そして積立投資をすることの利点はもう一つ。

値下がりしたときに買うと、株価が好転したときにより多くの利益を生みます。

別の言い方をすると、値下がりしたことで、結果として安く買えたことになるわけです。

個別株で積立投資は難しいのですが、1ヶ月おきに買ったり、毎年買い増しをしたりと、工夫次第で積立投資に近い買い方ができます。

そういった感覚を養う上でも、投資信託の積立投資は役立ちます。

STEP 3:投資したい会社のHPで社長メッセージを読む

投資信託の積立投資は、マーケットにどのタイミングで参入したかで結果が変わってきます。

うまく行けば上がりっぱなし、悪ければ下がりっぱなし。一度下がって好転した人もいるでしょう。

期間中にリーマン・ショック級の大暴落があっても積立投資を続けてくださいね。

それは株の成功者の誰もが待ち望んでいる「絶好の買い場」です。

さて、1年も積立投資を続ければ元本が12万円になるので、1日に資産が2000円~3000円くらい変動することにも慣れてきた頃だと思います。

「もうちょっと動いても、精神にダメージを受けずに日常の仕事ができそう」と思ったら、個別株を始めてもいいタイミングです。

私はここで会計士としての経験とスキルをフル投入し、財務分析をして投資する株を選びます。

財務分析と聞くと、何やら高度なことをやっている響きがありますが、私が愛用している手法は非常にシンプルなので、これは別の記事にして今後アップしていきたいと思います。

ここでは財務分析の前に、「この会社の株どうかな?買おうかな?」と思ったときの心得を紹介したいと思います。

スーパーで見つけた商品や、最近使ったサービスが良いなと思ったとき、それは上場企業の商品やサービスかもしれません。

もし上場企業であれば、株式を買うことができます。

そんなときに最初にチェックすべきなのは、本屋に積まれた四季報や100ページ以上ある分厚い決算書でしょうか?

それができればベストですが、そんなものよりもっと大切な情報があります。

それは、会社HPにある社長メッセージです。

株価というのはよく分からない動きをします。業績に応じて上がり下がりするというより、何かマーケットが喜ぶ成果が上がったときに大きく上がり、そして上がり過ぎていきます(逆に下がり過ぎることもよくあります)。

しかし、株価がなかなか上がらなかったり、思いのほか下がって含み損を抱えたときでも、我々は時間を味方につけることができます。

つまり株価が上がるまで耐えるということです。

ところが長期戦になると、会社の中身も徐々に変わってきます。

これは悪いことではなく、むしろそのときのマーケットの状況に合わせて変わっていける会社でないと、長くビジネスを続けていくことはできません。

せっかくこちらは時間を使って耐えているのに、会社の方がギブアップしてしまうと元も子もありませんよね?

会社が変われるかどうかは、すべてリーダーの力にかかっています。

リーダーとはつまり会社の社長です。

社長メッセージは、会社HPのトップ画面か、「株主の皆様へ」「IR情報」と書かれたページにあることが多いです。

そして(社長本人が書いているかどうかはさておき)会社の強みや課題をちゃんと理解したメッセージを掲載している会社は、長期間の投資にも耐えうる会社と判断できます。

社長メッセージに社長の顔写真が添えられていると尚良し。

逆にいくらHPを探しても社長メッセージが見つからないというとき、私なら投資対象から外してしまいますね。

それだけで会社(または社長)の善し悪しが判断できるわけではありませんが、投資対象となる会社はほかにいくらでもあるわけですから。

終わりに

いかがでしたでしょうか?

一攫千金を狙って株式投資を始めたい人にとっては物足りない内容だったかもしれません。

しかし私はこのやり方で投資を始め、(投資をしていなかった場合と比べ)数千万円の資産を上積みすることができました。

まずは、基本の「キ」から始めましょう。

それでも同期との差を付けるには十分な資産を得られるはずです。

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