【社長挨拶で読み解く株式投資】ジュンテンドー
今日は中国地方のホームセンターであるジュンテンドーを取り上げてみたいと思います。
まず初めに、このトップメッセージ、全く文章がこなれていません。
文章の最後も変なところで切れています。
けど凄く分かりやすい。社長挨拶というのはこういうのが良いんです。
「地方都市、中山間地、離島のなくてはならないインフラになろう」
上記の、言葉が、弊社の今の志(こころざし)、経営理念です。
都市部に進出する気はまったくありません。
田舎こそが自社の舞台。むしろ離島を攻める。
気持ちの良い割り切りです。
弊社の営業基盤である地方都市、中山間地では、農家、建設業の方々のインフラとしての機能を長く果たしてこられたJAさんの支所や、農機具屋さん、金物屋さん、建材屋さんなどの専門店が急激に減少していっています。
そうした専門店の機能を果たしていけるのはHCしかない、という使命感を持って全店営業をしております。
ただの田舎ではありません。農協すら見捨ててしまった。そういう土地が商圏です。
これは一見すると将来がないように見えるかもしれません。はい、多分将来はないと思います。
ところが会社は存続する可能性があります。これは、「マーケットが小さすぎて一社しか存在し得ない」ビジネスだからです。
これが何が良いかというと、ライバルが参入してくることがありません。
そして志が良いですよね。田舎のインフラを支えるという「使命感」を持ってやっていると。
こういう明確なミッションを持っている会社は決して多くありません。
案外従業員の人たちの士気は高いかもしれません。
まとめ
あまり成長が期待できないビジネスなので、株価が高いときに買うと永久に含み損とお付き合いすることになります。
特に今はコロナ特需の影響で株価が上がっている可能性があるので注意が必要です。
株価が適正価格であり、かつ、会社の志に賛同できるのであれば買っても良いかと思います。