【社長挨拶で読み解く株式投資】三菱ケミカルホールディングス

三菱ケミカルホールディングスの社長挨拶は、「グループについて」のセクションに「トップメッセージ」、「IR・投資家情報情報」のセクションに「社長メッセージ」がありました。
ざっと見た限り後者の方は相当事細かに書かれていてポイントが頭に入ってこないので、言いたいことを絞り込んで書き上げたと思われる前者の社長挨拶を取り上げてみたいと思います。

【外部リンク】三菱ケミカルホールディングス「トップメッセージ」

それでは社長挨拶冒頭の文章から。

社長の越智です。

私は社長挨拶の文章を社長自身が書く会社はほとんどないだろうと考えています。
通常はIR担当部署のマネージャー以上の社員が下書きし、社長の承認を貰うというプロセスだと想像しています。
社長以外の人が下書きをしているとしても、HPで公開する前には社長のレビューを受けるでしょう。
そこではねられる可能性もあるので、担当者は「社長ならこう書くだろう」ということを頭に置きながら、自社に相応しい文章をしたためるはずです。
ですのでこの場合であっても社長の言葉と見なしうると考えています。

しかしこの会社は社長自らが筆を執っているのではないかと思わせるような書き出しです。

国内外のグループのイノベーションを結集し、これらの社会課題へのソリューションを提供し続けていくことが使命だと考えています。

この会社は様々な化学品メーカーが統合されてできた会社なので、「グループ」にこだわるのは分かります。そして「グループの知恵を社会課題の解決に使います」と宣言しているわけです。

事業活動を通じて、世の中から信頼される企業であり続けるために、SustainabilityHealthComfortを価値基準として、機能商品素材ヘルスケアの3分野で広範な事業を、世界40を超える国や地域で、約7万人の仲間とともにグローバルに展開しています。

様々な化学品メーカーが統合された会社なので、多種多様な製品を作っているのだろうと思われます。
それを価値基準と事業分野に分けて、それぞれ3項目に絞り込んでくれているのでイメージがしやすいです。

価値基準(勝手に日本語に翻訳しました)
・継続可能であること
・健康的であること
・快適であること

事業分野
・機能商品
・素材
・ヘルスケア

まず公害を引き起こすような環境に負担をかける商品を作らないのが大前提(継続可能をこのように解釈してみました)。
そして健康的で快適さをもたらす商品を、素材、医薬品の分野で提供していく、ということなのでしょう。

コーポレートスローガン「KAITEKI Value for Tomorrow」は、人、社会、そして地球の心地よさがずっと続いていく「KAITEKI」の実現に率先して取り組む私たちの強い意志と覚悟を表したものです。

すいません。私には「地球の心地よさ」の意味が分かりませんでした。苦笑
しかし「KAITEKI(快適)」という言葉でくくったのは良かったと思います。
なんだかよく分かりませんが、この会社はケミカル(化学)の力を人々が快適に暮らしていけることに使おうとしているようです。

まとめ

3つの価値基準と3つの事業分野、それに「快適」というキーワード。このキーワードは英日語で2回出てきます。これらによって何となく会社の目指す方向が見えてきたように思います。

財務情報を見ないことには投資するかどうかは決められませんが、社長挨拶から得られる情報からは、なかなか好感の持てる企業像が浮かんできたのではないでしょうか。

以上、ご参考になれば幸いです。

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