リテール店舗の棚卸〜日中棚卸と夜間棚卸のメリット・デメリット比較

これは日本だけの問題ではありませんが、リテール店舗の棚卸を考えるとき避けては通れない問題があります。

日中にやるか、それとも夜間にやるかです。


日中にやるのであれば、その日は店舗クローズとなります。

夜間にやるときは基本的には通常どおり営業。

閉店時間を少し前倒しにして時短営業にするかもしれませんが、夜間の比較的お客さんの少ない時間帯を削るので、その日の売上にはあまり影響しません。


日中に棚卸をするときのメリットは、
・棚卸カウントは店舗スタッフが行うため追加コストが発生しない。
・店舗スタッフ全体が実際にカウントを行うことで在庫に対する意識が高まる。
 
一方デメリットは、
・店舗をクローズしないといけないので逸失利益が生じる。
・店舗スタッフの能力によって棚卸精度にバラツキがある。

夜間に棚卸をするときのメリットは日中棚卸の丁度裏返しになります。
・営業日を減らすことなく棚卸ができる。
・専門業者を使うので棚卸の精度が上がる。

デメリットは、
・外部業者に支払うフィーが発生する。
・棚卸に参加するのは一部の正社員のみとなり、店舗スタッフの在庫に対する意識が下がる。

コストについては一度試算をしてみましたが、夜間棚卸の方が得でした。

ただホリデーシーズンにお店を1日クローズしたときの逸失利益はオフシーズンより遥かに大きいので、棚卸の時期によっては結果が逆転するかもしれません。
 

また棚卸業者を入れてもカウントがスムーズに終わるとは限らず、結局それにお付き合いした店舗スタッフの深夜残業が発生しがちです。

ただ私の考えとしては、夜間棚卸をお勧めしています。
 
夜間棚卸をするときは外部業者を雇うことになりますが、一次カウントを外部業者が行い、二次カウントや抜取検査を店舗スタッフで行うことが通常です。
 
人間は他人の仕事のパフォーマンスにはうるさいもんです。

某国で初めて外部業者を入れて棚卸をしたとき、ある地域担当マネージャーが「この業者はここが駄目でここができていなかった」と、数枚に渡るレポートを出してきました。
 
おい!今までキミから棚卸後のレポートなんか受け取ったことないぞ!

自分達で棚卸をやるとどうしてもチェックが甘くなります。

ところが他人の仕事に対しては、文句を言いたい気持ちがふつふつと湧いてきて、その結果棚卸の精度が上がります。
 

人の本能に訴えかけるという意味で、夜間棚卸に軍配が上がるというのが私の結論でした。

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