『半期レポート』を英語で何と言おう?

会社でいきなり英語に関するアドバイスを求められました。
 
「”半期”を英語で何と言いますか?」
 
ドンピシャの言葉があります。それは「biannual(バイアニュアル)」という単語。
 
ただ私が勤めていた香港の会計事務所ではこの言葉は使用禁止でした。
 
なぜかというと、この言葉には「半年ごと」という意味以外に「2年に1回」という意味があるからです。全然違うやん!2年と半年では4倍も違います。
 
「半年ごと」という意味では「semiannual(セミアニュアル)」、「2年に1回」という意味では「biennial(バイエニアル)」という別の言葉があります。
 
これなら誤用が防げますが、どちらもあんまり見かけない言葉なんですよね。
 
前述、香港の会計事務所でこの単語の使用が禁止されていたのは誤用を防ぐというのが主な理由ですが、もう一つ「難しい単語を使いすぎない」という目的もありました。
 
香港は英語でビジネスができる環境ではありますが、英語がネイティブの人はほとんどいません。
 
そもそも香港人の母語は広東語です。公立の学校では普通話(北京語)で授業が行われるので、英語で授業が行われるのは一部のエリート校だけになってしまいました。
 
それに見かけが西洋人でもアメリカやイギリス出身の人とは限らない。私が会計事務所の社内研修で一緒になった外国人は、研修中は流暢な英語を話すのに、休み時間は知り合いとフランス語で話している。どこ出身か訊いたらなんとモロッコでした。
 
けれどそんなにスラスラと英語を話す彼も、なぜか文法問題になると私の方が正答率が高かったりするのです。
 
英語の実力が、読む・書く・聞く・話す、で全くバラバラなのは何も日本人に限った話ではないんですね。
 
結局のところ、「半年ごと」なら「twice a year」、「2年に1回」なら「every two years」を使うように推奨されました。
 
無理に小洒落た英語を使う必要はない。英語を使う目的は、あくまでも情報を正しく共有することであるということがよく分かります。
 
さて最初に戻ると、質問者は『半期レポート』という帳票を英語でどう表現するか悩んでいたということでした。
 
となると一言で表現しないといけないので難しい。
 
少し考えてから「Half-Year Report」にしたらどうか?と言っておきました。
 
ネイティブ的にはこなれた表現ではないかも。
 
けれど当社グループの子会社のうち、英語がネイティブなのはほんの一握り。
 
「Half-Year」=「半年」と直訳してくれれば、かえって正しく伝わるのではないかと期待です。

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